2008年08月21日
夏バテ解消法
私たちは日々生活をしていると「疲れ」を感じるときがあります。からだを動かして感じる疲れもあれば、ストレスで感じる疲れもあります。
これらの感覚は一般に「疲労感」と呼ばれますが、中身には相当な個人差があり、感じ方も多種多様です。例えば、好きなスポーツを長時間していてもさほど疲れを感じないときがあるのに対して、嫌いな仕事となるとなぜか短時間で疲労感が募るのは人間の弱い面を象徴しています。
しかし、実は前者の方が曲者で、楽しさ優先で生活をしていくといずれは疲労蓄積を起こし、からだが根をあげてしまう状態まで気が付かないこともあります。
今回は、そのような疲労蓄積の代名詞とも言える「夏バテ」について、疲れのメカニズムと食生活改善の視点から夏バテ解消法を紹介します。
人はどうして夏バテするのか?
夏バテはからだが急激な暑さに適応できていない状態で、温度変化に対して体温調節がうまくいかないことで起こるとされます。夏に負けてしまうので「夏まけ」ともいい、昔は「夏やせ」だけで済んだのですが、生活環境の変化により現代人の夏バテは以前とは異なった様相を呈してきたことが指摘されています。
人のからだは無意識のうちに外部温度に適応するよう体温を調節しますが、その司令塔を担っているのが視床下部の体温調節中枢です。暑い環境下では、皮膚表面の血管を拡げ、汗腺から汗を出して体温を下げようとします。涼しいところにいけば逆のパターンになります。この温度変化への対応が度重なることで自律神経への失調をきたし、暑さのために食欲低下、睡眠不足、水分の過剰摂取による消化器機能低下などが夏バテの主症状となって現れるのです。
夏バテ解消法は?
まず、運動。
汗腺を働かせ、温度変化にも強くなるために運動が効果的です。
運動は、筋肉を鍛えるとともに、血行が促進されるので、冷房病にも効果的。
とはいっても、猛暑の中で運動はバテるだけです。
そこで、気温の低い早朝、夕方のウォーキングやストレッチがよいでしょう。暑さに弱い人や高齢者にはプールでの水中ウォーキングがお勧めです。
睡眠。
睡眠は自律神経を整えるためにとても大切です。
寝苦しい暑い夏にぐっすり眠るためには、快適な温度を作ることが重要です。クーラーを使用する場合は、28℃ぐらいを目安にするといいでしょう。通常、睡眠中は体温が下がります。一晩中冷気にあたり続けると体温が下がり続け、身体は体温を上げるために働きつづけることになってしまいます。
部屋は眠る前に温度を下げておき、寝るときには、クーラーを切ることようにしましょう。
そして食事。
胃腸にリズムを作るためにきちんと朝食を取るようにしましょう。